2013/09/06
鳥取県南部町下中谷の賀祥ダムに鳥取県が新設した小水力発電所「県営賀祥発電所」の運転開始記念式が3日、行われた。年間で一般家庭約390戸の使用電力量に当たる約140万キロワット時を発電し、約4千万円の売電収入が見込まれている。
ダムの維持放流水を利用する発電所で、最大出力260キロワット。再生可能エネルギーの普及を目指す県が2009年から建設事業を進めてきた。事業費は3億2千万円。県営の水力発電所は9カ所目で、そのうち小水力発電は初。
式で平井伸治知事は「水をエネルギーに換えることは地球を守ることにつながる。水力発電で地域に貢献したい」とあいさつ。出席者がボタンを押して発電機を始動させた。また、地元の西伯小学校の児童たちが発電所を見学した。
賀祥ダムは1989年間完成した多目的ダム。治水、上水道用水に利用されている。
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